魔女の小さな冒険

魔女のちいさな探検

ゆっくりゆっくり進みます。

1次方程式

 上の子の期末試験で、難しい問題が出たそうです。

  ax + by = 8

この直線は、(6,0)、(3,2) を通る直線に平行で、(-1,2) を通ります。直線の式を書きなさい。なるほど、メモメモ( ..)φ こんな感じな?

 

 

 息子は、最初の式をガン無視して、新たに

  y = ax + b

を設定。見事に解けたそうです。素晴らしい!見慣れた形の式から始めると、間違えにくいよね(^-^)

「無視したんじゃないんだ。式があることに気づかなかったの。」

何ですとう?

「そもそも、この式が直線だと思わなかった。」

何ですとう?×2。じゃあ、ab を求めなさいだったらどうする?

(息子( ..)φ)

  y = - (a/b)x + 8/b  (求める式を変形)
  y = ax + b     (傾きの式)

2つ目の式は ab にしちゃうと重複するよ?一つの問題で使う記号は、違うものにしないと。例えば、

  y = ax + b
  y = cx + d

とか。

c とか d とか習ってないんだけど。」

だから今設定したんじゃん。習っていないことを工夫しちゃいけないなんて、もしかして小学校の、超算数の弊害? a' とか a_1 とかいろいろ提案してみたところ、2本目の式を a'b' にしたようです。

 

 その後お風呂に入って、他の解き方を考えてみました。

  ax + by = 8   (求める式)
  ax + by = c   (傾きの式)

これなら3変数。3点を代入すれば、式は3つできるから解けます。息子は、ふうんと見ていました。

 もう一つは、図をいじります。3点のうち2点の y 座標が一致しているから、平行四辺形が出来ます。

「は!?はぁ~?」

 平行四辺形だから、求める式の x 軸との交点は 2 。ここで、図を裏返して、 x を縦軸にします。

 

 「ちょ!?」

それで、

  x = ay + b

とすると、切片は 2 。傾きは・・・あ、まだ、Δy/Δx は使えないんだっけ(^^; ごめん、やっぱり面倒だったね(^^; 

 面白いネタをありがとう(^-^) >息子

 

 ところで、今の中学校では、この手の問題は必ず図を描けって指導しないのですね。下手くそでも最初は図を描かないとイメージしづらい思うのだけれど、方程式はそこまで優先順位が下がっているのかな?