魔女の小さな冒険

魔女のちいさな探検

ゆっくりゆっくり進みます。

結晶成長

氷の液相成長形と雪の結晶の刄

雪の結晶が成長するとき表面に疑似液体層ができるとして、疑似液体層から水蒸気が逃げて行かないためには液体に対する飽和以上の水蒸気が必要だな、小林ダイヤグラムで言うと水飽和曲線より上だろうなと考えていたら(長いね)、古川義純先生の氷の宇宙実験を…

液体の表面張力が固体より小さくなるくだりは

『結晶は生きている』のオストワルドの段階則p.75〜にて。 オストワルドの段階則とは、気体中で固体粒が核生成するとき、最初に準安定な微小液滴が生成して、大きくなると固体粒に変わるというものです。 ここでは、気体-液体間の表面張力が、気体-固体間の…

黒田登志雄の『結晶は生きている』

黒田登志雄先生の『結晶は生きている』を読みました。学生時代、連載版を読んでいたので、パラパラ見て、大差無いかなと思っていたのですが、こちらの本の方が、雪の結晶に特化した記事が多いです。 気になっていた、結晶表面の疑似液体層についての解説も、…

上羽牧夫先生の結晶成長の本(続)

雪の結晶って、見ていると骸晶と樹状結晶の中間くらいってイメージなのですよね。 さて、上羽牧夫先生の『結晶成長のしくみを探る その物理的基礎』数式を飛ばしてはわからないので、読みなおしました。途中まで(^^; 私のなかで上羽先生と言えば、ステップの…

霜の周りの乾いた部分

車のフロントガラスに渦巻きの霜を見つけてから、毎日フロントガラスをチェックしているのですが、あれ以来一度も見ていないんですよね(;_;) 今朝は、凍っていくときの蒸発模様に、ちょっと発見です。スケールは手動。カメラにスケール内蔵してあればいいの…

スケールバー

画像にスケールバーを入れてみました。基準は指2本で3センチです。ガラスが斜めになっていて、奥行きある写真なので、実は誤差も大きいです! gimpを使ってみたのですが、一苦労でした(^^; 何日もかかったヨ。 スケールバーって格好いいですよね♪

上羽牧夫先生の結晶成長の本

上羽牧夫先生の『結晶成長のしくみを探る その物理的基礎』読みました。市の図書館で取り寄せてもらったやつ(^-^) (早川先生と混同していました。削除。) 本ですが、最初、後半を文字だけ読んで、これはよい本だ!と感激しました(@_@) 学生時代、わからなく…

Alder転移実験失敗

ダイソーで買ってきたA3額縁とBB弾1500発で、Alder転移実験を試みました。 見事失敗! 弾は少ないし、額縁はたわんでいます。最初から固体〜(T_T)

形で表面剛性が小さくなる

雪の結晶は、-14℃位で、空気中の水蒸気量がある程度多いとき、シダ状結晶になります。特に、いかにもシダの葉みたいなシダ状結晶の先は、本(もと)の6角板のような平面の組み合わせではなく、本当に丸みを帯びた曲面と角が組合わさった形で、完全に平衡形から…

美しい言葉で育てた氷の結晶は

学生の頃、美しい言葉を聴かせた水で作った霜の結晶は美しい六花になる、という実験が流行りました。実験のA先輩がそれはあり得る、と教えてくれました。「実験っていうのはとてもデリケートだから、良い気持ちのときにやった方が、操作が丁寧になって、いい…

Ken Libbrect の雪の結晶写真

Ken Libbrect の雪の結晶の本を読みました。 英語人だし・・・と思っていたけど、この人の感性は素敵でした!! 派手な結晶も地味な結晶も載っていて、主なサイズが書いてあったりとか、超地味なちび霰みたいのが一番多いとか、すごく気になることがコメント…

結晶表面のラフニングと色つやと

夜中にふっと目を覚まして、昔、金属材料研究所で、Tangさんと永井さんが論文の量産をしていたことを思い出したのですね。ちょっとうろ覚えなのですが、永井さんは実験担当、陽電子・電子対消滅を使って原子の内殻電子のエネルギーを測定してました。Tangさ…

毛管長?

微分幾何学は諦めて保留。シダ状結晶の成長速度に戻りました。 雪の成長速度は、結晶表面の水分子が固化できる最高の速度で成長するはず。学生の頃、力学の先生に、 「長〜くて軽〜い剛体棒でテコを作れたら、時間差なしで通信出来ますね。」 と聞いたら、 …

表面剛性

齋藤幸夫先生の結晶成長を、ちまちまと見ています。 どうやら、成長形には、表面剛性と言うものが重要らしいです。知らない概念なので、まず検索。ナイフの良さを評価する物理量らしいです。よくわからないので、本の最初のほうを見ました。定義の図から、表…

最高速度の定義

ツイッターの#関東雪結晶 で、雪の形状一覧を見ました。 デンドライドの日本語訳は樹状結晶だと思っていたのですが、日本の雪型では、樹枝状とかシダ状とか名前がついているようです。確かに、樹状と言ってしまうと、家の近所だと桜形を想像してしまいますし…

斉藤先生のCrystal Growth

放物線の理論を復習しようと、斉藤先生の結晶成長を出してきました。 この本は、上羽先生お薦めだったのです。残念な事に、当時私は日本語版の方をチラチラ見て、これなら小松先生の講義で教えて頂いたから、敢えて買わなくても良いかなと思ったのです。その…

樹状結晶の成長速度理論

私が学生の時に、O教授が、「樹状結晶の成長速度を決める理論が無い。」とおっしゃっておりました。そういうわけで、勉強してみましたが、考えがまとまりませんでした。表面張力を入れて、マリンス・セカーカ不安定性(MS)の様な見積もりをするのだろうけれ…

雪の結晶のスジのところ

雪の結晶のできてく動画を見ました!画期的ですね(^-^) 雪花のスジの部分は、どうして厚みが出るのかと思っていたら、何の事はない、最初にトゲのようにビシッと伸びるのですね! 成長形が、途中で針状から板状に、明らかに変わっています。デンドライトとか…

黒田登志雄先生

昨日、夢の中で、自分が 「黒田先生の結晶成長の解説を読みたい」 と言っていたので、箱の中を探しました。暑いのに、リアル倉庫番(^^; 『大野先生の繰り込み』のファイルが出てきたりして、意味わかんなかったよな〜と思い出したり。全部の箱を探したのに、…

チョコレートの結晶成長

テレビで見た話です。 『奇跡の地球物語〜近未来サイエンス〜』2012.2.12←書くの遅い(^^; 手作りチョコレートの作り方は、あっためて冷やしてテンパリングして型に入れて・・・結構難しいです。普通に溶かして固めてじゃダメなのかな〜と思っていました。思…