魔女の小さな冒険

魔女のちいさな探検

ゆっくりゆっくり進みます。

自分の鏡像

 「ヒトの感覚・認知を擬神化したら」より。

自身の鏡像

 自分の鏡像を見たときに現れる感覚を、やり取りの形にしました。

 意識ラーが鏡を見ようとすると、意識と無意識の境界ヤヌスがふさわしい感覚や思考を選び、選んだカードをラーに提示します。また、無意識に感じているカードをカード台に並べます。

 まずは大きな姿見に映った自分の姿からはじめます。このキャラクター(ずんだもん)のように、自分の顔を平面鏡に映したり、鏡に手を伸ばしたりします。

自分の鏡像の「簡単」な見え方

 自分の鏡像の見え方は一つではなく、複数の基準が同時に存在しています。ヤヌスの手持ちのカードはバステト、カード台に出したカードはホルスアウラクニノトコタチクシティガルバです。

 自分の鏡像が見えると最初の一瞬で、視覚ホルスから、アウラが動きを動きを精確に受信し自分と完全に同期していると感じます。同時にクニノトコタチが鏡像まで自分の魂を拡張し、100%自分だと感じます。クシティガルバが自己中心座標系を円筒形から鏡像と自分をつなぐ形に変形します。このときアウラ、クニノトコタチ、クシティガルバは意識に上がりません。バステトは記憶から自分の顔を判定します。

 ラーが表情をチェックしようとすればヤヌスはアウラを指名し、今日の笑顔を確認します。ラーが髪を整えようとすればヤヌスは拡張身体操作感クニノトコタチを指名し、鏡像の両手を操作し髪を整えます。ここまでは自動判別で、ラーもやりたいことを言語化しません。

 クニノトコタチの自己特定は、バステトの記憶との照合より早くて強力です。そのため、荒地の魔女に魔法をかけられて自分が見たことのないお婆さんの姿に変わっていても、「誰?」ではなくて「ほんとに私なの!?」となります。鏡像はコミュニケーションの相手ではないから、交流欲アフロディーテは出てきません。

自身の鏡像の左右

 鏡像問題を考えるときは、まずトトが課題を言語化します。

鏡というものは、左右を反対にするけれども、上下は反対にしない。これは一体どういうわけだろうか※1朝永振一郎

直感的な左右

 そこでラーが「右はどちらか?」と問えばヤヌスは自己中心座標系のカードを出します。左右感を持つ拡張身体座標系クニノトコタチが右手を上げて右側を確認します。視点中心座標系ホルスは視線を右に振ります。身体周辺空間クシティガルバは自分の体と鏡像を結ぶ線を境に右側を意識します。

普段の左右確認

 次にラーが「鏡像の左右はどうなっている?」と問うと、ヤヌスはいつも鏡像を見るときに使うカードを順に出します。クニノトコタチは、右手をヒラヒラさせて「鏡像の右手が動いた」と言います。個体特定バステトは左右を区別しない認知なので無言ですが、クヌム(記憶)が代わりに「いつもの自分の顔で左右逆転していない」と言います。共感能力アウラは魂を受信して「合っています」といい、背景職人ヘカテは自分の鏡像を無視して「鏡の向こうまで空間が続いているから、向かって右が右です」と答えます。いつものメンバーは左右逆転を感じません。

左右が逆であることを意識

 ここで違和感パンが「トトは左右が反対だと言ったのに、左右が逆じゃないという認知がある。おかしい!」と気付きます。トトは「鏡像は左右が逆なはずだ、これは議論の前提だ」と主張します。そこでヤヌスは左右が逆に見える神を次々と指名します。

 人体を知るクヌムは、自分の左胸に手を当て「鏡像は心臓の位置が逆だ」と言います。識字ナブーは「時計やカレンダーなどの文字が左右逆だ」といいます。空間思考ヘルメスは、自分が鏡の向こうに回り込む想像をし、「鏡像から見て左側に自分の右手が映っている」ことを確認します。道具設計プタハは、鏡に映った電子レンジを見て、「左利き用の道具だ」と言います。数学的思考力エンキは、物理学の右手系方向軸を鏡像の上下前後に合わせてくるっと回して、向かって右に鏡像の左があることを確認します。

上下が逆でないことを確認

 トトが司会を続けます。「次は鏡像の上下が逆転しない確認だ」。

 骨格判別バステトは、「鏡像でも実像と同じように頭尾背腹は決められる」と言います。バステトを基準に上下を決めていた神々が賛同します。識字ナブーは、「文字は上下を決めてから読むもので、逆転しているなら左右がおかしい」と言います。

 重力感アトラスが鏡を立てたり倒したりして、「上下は重力で決まる。上下が逆転しないように、鏡は立てて置くのがいい」と言い、鏡をもとのように立てます。エンキも鏡の置き方には賛同しますが、知識をトトに耳打ちします。

光学反転

 エンキに言われてトトが続けます。「鏡は光学反転させるものだから、鏡像は鏡面に対して手前と奥が反対になっているはずだ」。

 そこで再びクニノトコタチが右手をヒラヒラさせて、「右手の鏡像が向かって右にある」と言います。バステトが頭尾背腹を見て「鏡像がこちらを向いている」と言います。エンキは鏡面を反転面に設定し、ヘルメスに自分の位置と鏡像の位置を比較させ、2柱で「確かに光学反転だ」と結論します。ここで識字ナブーが、「文字を見ろ、鏡は左右を逆転させている」と主張し続けます。違和感パンが考え直しを要求します。

他人から見た自分

 トト&ナブーの回では、トトが

「自分の写真を見ると左右逆に写っているように思える。しかし他人から見た自分は写真の通りで、普段見慣れている自分の鏡像は他人から見た自分と左右が逆である。」

と左右逆の条件まで思い出し、議論が終了しました。しかし、今回は最後までガタガタもめます。


 ヘルメスが鏡を見て、「左右逆の自分なんて想像できない」と反論します。クヌム(記憶)は写真を見ても記憶を優先し「写真の顔のほうが左右逆だ」と言います。

直角の合わせ鏡

 そこで好奇心サラスヴァティが直角鏡を持ち出します。直角鏡は、垂直に立てた鏡を2枚直角に向かい合わせたものです。直角鏡の合わせ目には、写真と同じように、他人から見た自分の顔が映ります。

 バステトが「いつもの自分だ」と言い、クヌム(記憶)は「いつもとなにか違う」と混乱します。ヘカテは「鏡の向こうまで空間が続いています」と言いますが、環境空間の記憶ガイアが「鏡の向こう側の間取りが左右逆になってるわ」と混乱します。アウラが鏡像の魂を感じなくなり、クニノトコタチが「これは自分じゃない」と言い出し、アフロディーテが「では他人かしら」と出てきます。

 鏡像を操作したいクニノトコタチが片手を振って「左右が逆だ、思ったように動かせない」と困惑し、クヌムは自分の心臓に手を当てて「人体として左右は合っている」と確認します。クニノトコタチは鏡像の手をどう動かしたらいいか、ヘルメスに助けを求めます。数学エンキは「反転の反転だから形としては鏡の接合線を軸にして180°の回転だ」と計算し、ヘルメスは鏡の向こうにくるっと回って入る想像をして「右手が右手の形に映っている」と言います。でもエンキ&ヘルメスで構造を理解しても、クニノトコタチはなかなか鏡像の手を操作できません。内部宇宙ブラフマンが「世界にほころびが」と異世界めいたことを呟きます。パンが「違和感しかない」とヤヌスをぺしぺし叩きます。

 実際、街なかで突然直角鏡が目に入った場合、自分の鏡像だと気づかず、他人とのマナーで行動してしまうことがあります。例えば、いきなり目が合わないように、少し視線をずらしたりします。

トリックアート

 トリックアート展などで、まるで大きな鏡が壁に取り付けられているかのような作品があります※2。近づいて正面から見ると鏡ではなく、壁に大きな穴が空いていて、穴の壁の向こうにこちら側と対称な部屋があります。

 ここから思考実験です。この穴の向こうに、人間の動きを真似してミラームーブ体操をするロボットを配置します。後出しジャンケンロボットは後出しとバレないくらい反応が早いらしいので、ミラームーブロボもゆっくり歩いて近づく人間の真似ならできるでしょう。

 このトリックアートを自分の映らない位置から最初に見つけるのはヘカテです。「あそこの壁に穴が空いていて見える。」ヘルメスが見比べ、「穴のこちらと向こうで面対称の形をしている。鏡だろう。」と見極めます。ナブーが、「鏡に映った時計とカレンダーが左右逆だ。」と同調します。サラスヴァティが、「トリックアートかもしれないから近くで見よう」と正面に回ります。

 鏡をのぞき込んだタイミングで、穴の向こうからミラームーブロボットがこちらを覗き込みます。バステトが誰か出てきたと気づき、アウラが動きを精確に受信しクニノトコタチが自分だと錯覚します。バステトは「ロボットだ」と判定しますが、ヤヌスは鏡にロボットの姿の自分が写っていると合成します。クニノトコタチがロボットアームに喜んで、手をブンブンと振ります。予想外で速すぎる動きにロボットは少しずれて、アウラがすぐ合わないと気づき、クニノトコタチは「ロボットだ」と言い、今度はロボットの操作に夢中になります。

 これは想像ですが、直角鏡とは異なり、クニノトコタチ本来の道具を自在に操る感覚だけが残るでしょう。

 

参考、使用:

 元記事:ヒトの感覚・認知を擬神化したら
     左右感覚を説明するための座標系

 ずんだもん:
  ずんだもん立ち絵素材 -- ずんだもん立ち絵素材 / 坂本アヒル さん
  立体 -- 「坂本アヒル氏風ずんだもん」 / Serre さん
  長靴 -- とりわかめ氏

 画像編集:BlenderPMXエディタMikuMikuDanceKritaaviutl、PowerPoint、FireAlpaca

 画像生成:Google Gemini, ChatGPT

 ディスカッション:DeepSeek

※1 朝永振一郎『鏡の中の物理学』講談社学術文庫、第一部「鏡の中の世界」冒頭(未入手)

※2 熱海迷宮トリック館にて撮影(2019年)

==== 2026-08-08

トリックアートのモノマネロボを追加。

==== 2026-08-15

DeepSeekとの議論より。鏡像の自己感とは、ラバーハンド錯覚のような獲得済の拡張身体感を指すのでは?

アウラを動きの受信のみ、クニノトコタチを静的な自己感と操作感に変更しました。静的な自己感は、アウラとクニノトコタチの双方が同期します。

答え合わせ 多幡説を擬神化で読む


 この記事では、鏡像に関する感覚の擬神化の発端となった多幡説から、擬神化に出てきた感覚や思考を読み取ります。

 この記事の前作は「鏡を見たときに使われる能力」です。

多幡説

 多幡説はいろいろな見え方を幾何学的に2つに大別しています。

  1. 固有座標系
  2. 共有座標系

です。固有座標系は鏡像を「現実の物体」としてみたときの左右、共有座標系は向かっての左右です。また、心理的因子でこのどちらかを選ぶとしています。1と2が一致するときを場合Sと呼びます。

 私の考えた座標系の分類も、多幡説から拡張しています。(多幡説と私の記事で「反転」「逆転」の言葉の意味が違います。この記事では私の定義で反転 = 物理的、逆転 = 心理的としています。)

多幡説に出てくる感覚

多幡説でのブラフマン

 擬神化では、ヒトの捉える物理的事実は、内宇宙ブラフマンに構築されます。ブラフマンは、いろんな知識や感覚が矛盾なく回るよう違和感パンと判断ヤヌスが調整しつくしたものなので、個人差があります。また、物理を学んだ人であっても、内宇宙ブラフマンは「物理的事実」とは異なります。

 多幡説で特徴的なのは、鏡の向こうに実空間があると仮定して座標系を設定しているところです。トリックアート館にあるような、鏡に見立てた穴の向こうにこちらと同じ部屋、こちらと同じ人形があるばあいと同じ状況です。そこに、想像の座標系を書き込みます。

 多幡説で共有座標系・固有座標系を両立させるのは、物理学で地面に「基準座標系」、ボールに「物体座標系」を適用するのと同じ手法です。

 多幡説では当たり前のことを書いているように見えますが、これは天動説を信じるか地動説を信じるかというくらいの心理の話です。地球から見て太陽が回っているというのは正しいです。また、惑星の動きを含めて太陽系全体を理解するには、地球が自転していると考えたほうが簡単です。簡単というのは、人間の思考が選んでいるということです。多幡説では鏡の中の物体に座標系を適用しています。これは、鏡の中の物体の形を現実の物体と同じ感覚で捉えるという心理を含んでいます。

固有座標系

 まず、鏡像の左右逆転を命題(トト)とします。

 古来の「鏡像のなぞ」は,「鏡は左右を逆にし,上下を逆にしないのはなぜか」というもので,左右については,それが逆転するという認知のみを問題にしている.これを「狭義の鏡像問題」と呼ぶ.

(多幡2008)

左右が逆になる場合

 出てきた感覚や脳内解析は、トト(命題)、クヌム(固有座標系)、ナブー(文字)、プタハ(疑似固有座標系)、バステト&クヌム(左右軸の従属性)、エンキ&ヘルメス(対掌体、逆転方向の指示、物理学の物体座標系)、モルペウス(座標軸の想像)です。

 固有座標系では主にバステト&クヌムで話が進行します。対象物の上下前後を最初に決定し、左右を割り出すという認知手順です。なお多幡説では、物理学の「物体座標系」という言葉は使っていません。固有座標系は物体座標系とは異なる部分があると説明されています。

多幡説(TO 説を含む)は,鏡映という光学現象をふまえ,それがもたらす対掌体という幾何学的形体と,座標系という幾何学的基盤(上下・前後・左右軸からなる座標系は,数学的な座標系にはない属性を持ってはいるが)によって鏡像認知の基本(心理が本質的な関わりを持たないという意味で,これを物理的局面と呼んでいる)を明らかにしたものである.

(多幡2008 高野氏への回答:座標系選択基準の付加は容易)

 固有座標系の原型は、多幡説2000に出てきます。こちらの論文では、左右軸の従属性は主にバステト(特定の上下前後軸)とエンキ&ヘルメス(物理学の物体座標系)で構成されています。多幡説2008ではバステト&クヌムなので、年数を経て幾何学操作の思考から直観的な記憶に変化したのか、定義を変更したのか、興味深いところです。

共有座標系

 次に、左右非逆転を命題(トト)とします。

 その後,高野ら (Takano & Tanaka, 2007) は左右非逆転の場合をも「鏡像問題」に含めている.これは「広義の鏡像問題」への拡張である.

(多幡2008)

 共有座標系として出てきた感覚や脳内解析です。

左右は逆にならない場合

 出てきた感覚は、トト(命題)、クシティガルバ(観察者の固有座標系)、ヘカテ(環境を基準にした座標系)、アトラス(鏡床の鏡像)、ガイア(方角)、エンキ&ヘルメス(対掌体、逆転方向の指示、物理学の基準座標系)、モルペウス(座標系の想像)です。

 多幡説では自分の位置を観察者の固有座標系としていますが、私の呼び方ではクシティガルバ(身体中心座標系)として、自分だけを特別視します。共有座標系では、クシティガルバとヘカテが同じくらいの頻度で出てきます。視点中心座標系ホルスは、共有座標系としては明示されていません。吉村・多幡(2007)では、バックミラーに映るバイクのウィンカーから共有座標系で進行方向を正しく予測できるとしています。これはバステト(車種と向き)、クシティガルバ(ウィンカーの方向)で同時解析しています。

場合S

 場合Sは、「鏡面に垂直な方向が共有座標系の左右軸であるか,またはそれに近い場合」です。共有座標系でも固有座標系でも左右逆と認知されます。

物の左右が鏡面に垂直

 出てきた感覚は、ヘルメス(幾何光学的事実)、クシティガルバ(共有座標系の左右)、ヤヌス(座標系の選択)です。座標系の選択が出てきたので、暗に固有座標系、共有座標系の神が全て出てきたと取れます。

 場合Sは光学的反転と固有座標系の逆転方向が一致するので、幾何学的にはどちらの認知も同じように思われます。ところが以前の私の実験では、選択ヤヌスが見比べヘルメスと文字ナブーで、見ているものをバラバラに反転・逆転しました。大変不思議な感覚となります。

その他出てきた感覚

 多幡説には出てきたけれど、座標系として分類されていない感覚や思考です。

多幡説で出てきた感覚のうち、座標系に属さないもの。

その他出てきた感覚

 出てきた、あるいは読み取れた神は、ブラフマン(鏡の向こうの空間感覚)、ヤヌス(座標系の選択)、トト(命題、論理)、クニノトコタチ(自己感)、クニノトコタチ(手の位置の確認)、バステト(鏡像の向き)、ガイア(東西南北の方向の記憶)、アトラス(上下の向き)、ホルス(視覚座標系)です。

 多幡説は、左右逆転する、しないを分類する説なので、感覚の説明は非常に少ないです。

左右が逆に見える心理

 多幡説では命題トトの指令がはっきりしています。多幡説で形が逆に見えるというのは、まず見ているものが本物の対掌体であるとわかる想定です。対掌体は反転面があって、鏡面で反転したと感じた時には共有座標系、記憶の基準、または記憶の形と比較して反転したと感じた時には固有座標系となります。

 多幡説で除外されているのは、言葉トトによる混乱、元の形を覚えているのに左右逆だと気づかない左右反転同一視バステトです。

 また、小亀氏への回答として出てくる弓手(ゆんで)の話は見え方として面白いです。自分で弓を引くジェスチャーをしてみると、弓を持つ手はクニノトコタチ(道具との一体感)、獲物を見る目はバステト(対象の前後と動き)、自分の上下前後と獲物までの距離はクシティガルバ(身体中心座標系と間合い)なので、左右はクニノトコタチが上下前後とは独立に決めるのですね。ところが他人が弓を引くのを見る立場だと、射手はクヌム(人の形)かアフロディーテ(人のお作法)に見えます。多幡説では、自分の感覚ではなく、左右軸の属性という文脈で書いているので、クヌムとなります。

 吉村・多幡(2007)では、グレゴリーとモーガンが、上下回転文字と、上下反転鏡文字を区別できていないことを批判しています。これは、人によって読字ナブーの性質が違うということかもしれません。たとえば、文字の上下回転で読むのをあきらめてしまう人は、回転だろうが反転だろうが読みづらくて無理なのだから、区別はしないと思います。もしかしたら、外国では日常的に本をさかさまにして読まないのかもしれません。そう考えると、ちょっと面白いです。

 また、吉村説では判断ヤヌスの挙動として、「単一のシーンにおける参照座標系の二重制御」を挙げています。Harris (1965)が部分的適応(piecemeal adaptation)と名付けた現象です。

Kohler (1964) は、左右反転装置を装着した被験者の奇妙な印象の報告について、次のように記しています。

建物や広告の銘板は鏡文字に見えたが、それらを含む物体は正しい位置に見えた。『右側』を走行する車両(そしてモーターの音も一致していた)は、ナンバープレートが鏡文字になっていた。」(155ページ)

Harris (1965) はこれを真剣に受け止め、部分的適応(piecemeal adaptation)と名付けました。

(吉村・多幡2007 より翻訳)

 

所感

 多幡説は、一見、人の感覚を無視して、固有座標系と共有座標系の二つを出して物理学の枠に押し込めているように感じられます。しかしよく読んでみると、代表的な感覚を二つ挙げていて、左右逆転して見えることもあれば見えないこともある、という構造になっています。シンプルに物理学に逃げたように見えて、実は感覚論です。

 吉村説は多幡説と骨格としてはほぼ同じなのですが、見え方、特に判断ヤヌスに関しては多幡説と違う感じがします。

 

参考、使用:

 元記事:ヒトの感覚・認知を擬神化したら
 前記事:鏡を見たときに使われる能力

 

 ずんだもん:
  ずんだもん立ち絵素材 -- ずんだもん立ち絵素材 / 坂本アヒル さん
  立体 -- 「坂本アヒル氏風ずんだもん」 / Serre さん
  長靴 -- とりわかめ氏

 画像編集:BlenderPMXエディタMikuMikuDanceKritaaviutl、PowerPoint、FireAlpaca

 画像生成:Google Gemini, ChatGPT
 ディスカッション:DeepSeek

 多幡説:多幡達夫 (2008). 「鏡像の左右逆転・非逆転:物理的局面からの解明」認知科学, 15(3), 512–515.
     Tabata,T. & Okuda,S.(2000). 「Mirror Reversal Simply Explained without Recourse to Psychological Processes」Psychonomic Bulletin & Review, 7(1), 170–173.
     多幡達夫(2008). 「小亀氏への回答:左右逆転は位置でなく形状の逆転」認知科学, 15(3), 520-525. 

     Yoshimura,H. & Tabata,T. (2007). 「Relationship between Frames of Reference and Mirror-Image Reversals」Perception, 36(7), 1049–1056. 

==== 2026-09-02

自分の鏡像での改変に合わせて、自己感のメインをアウラからクニノトコタチに変更しました。

 

鏡像を見たときに使われる感覚

 「ヒトの感覚・認知を擬神化したら」より、鏡像を見たときに使われる感覚をピックアップしました。

意識と知覚

 まず、意識ラーと自動選択ヤヌスです。

意識と無意識の境界ヤヌス

 ヤヌスは、意識ラーと無意識の境界にいます。無意識下にあるすべての知覚から、今必要な情報を自動で選んで、ラーに届けます。ラーが「鏡に映った自分の左右はどうなっているか?」と問いかけると、ヤヌスは鏡を覗き込んで、あるいは鏡を見たときのことを思い出して「向かって右側が右手である」と答えます。

鏡像を見たときに使われる感覚

 擬神化に出てきた感覚や記憶、思考の中から、鏡像を見たときに出てくるものをピックアップしました。

鏡像を見たときに使われる感覚・記憶・思考

 これらの感覚を、座標系別にまとめました。座標系は『左右感覚を説明するための座標系』とほぼ同じです。自己中心座標系、共有座標系、固有方向軸があります。思考はどの座標系にも関係があるので、別グループにしました。擬神化によって座標系の分類が元の定義から少々変わりました。

自己中心座標系と共有座標系

 自己中心座標系と共有座標系は、どちらも向かって右側を右とします。

自己中心座標系と共有座標系

 自己中心座標系はこうでした。

自己中心座標系』(Aカメラの視野、B円筒座標系、Cきらきらした部分)

 A. 視点中心座標系(画面中心が前。上下左右手前・奥)
 B. 身体中心座標系(多幡説では自身の固有座標系であり、共有座標系でもある。頭尾背腹利き手・逆手。向かって左右を定義する。)
 C. 拡張身体感(手足や操縦中のロボ、運転中の車の前輪)

左右感覚を説明するための座標系』より

ここに一つ擬神化ではここにアウラを足します。

 A. 視点中心座標系(ホルス)
 B. 身体中心座標系(クシティガルバ)
 C. 拡張身体感(クニノトコタチ)
 D. 共感・模倣能力(アウラ)

 共有座標系はこうでした。

共有座標系』(視界に収まらないもの。床の四角いメッシュ。)

 ・環境中心座標系(東西南北、地図、重力基準軸を含む)
 ・物体中心座標系(乗っている車の中など)

左右感覚を説明するための座標系』より

鏡を見たときの共有座標系は、環境中心座標系(ヘカテ)が主役です。記憶による地理感(ガイア)や重力基準軸(アトラス)も議論されることもあります。物体中心座標系は、擬神化ではヘカテであったりクヌムであったりしますが、鏡像逆転の話では議論する予定はありません。

固有方向軸と思考

 固有方向軸は、対象物の形状から左右を判断します。

固有方向軸と思考

 固有方向軸はこうでした。

固有方向軸』(視界に収まるもの。1、2、4は箱など立体物、3は平面、5は座標軸。)

 1. 最小固有方向軸(左右のラベルがない箱)
 2. 疑似固有方向軸(疑似固有座標系。ラベルは上下、手前奥、向かって左右)
 3. 表面文字(文字など2次元物、ラベルは上下、向かって左右、手前。奥は無し)
 4. 正規固有方向軸(正規固有座標系。動物の骨格から決める。ラベルは頭尾背腹左右。)
 5. 物理固有方向軸(物体座標系。右手座標系のXYZ。計算しやすい向きに軸を合わせる。)

左右感覚を説明するための座標系』より

擬神化では、表面文字が2次元だったり紙のような薄い3次元物だったりします。そして、表面文字の特性はその人の空間思考ヘルメスに依存します。

 1. 最小固有方向軸(バステト)
 2. 疑似固有方向軸(プタハ)
 3. 表面文字(ナブー)
 4. 正規固有方向軸(クヌム)
 5. 物理固有方向軸(エンキ&ヘルメス)
バステト、プタハ、ナブー、クヌムまでは記憶をもとにした解析ですが、エンキ&ヘルメスだけは純粋な思考です。

 思考は、空間思考ヘルメスと言葉による思考トトが主です。ヘルメスは、見たものの形を回転させたり裏返したりという想像ができます。また、ヘルメスは数学的思考エンキと想像の描線モルペウスから、物理的な座標軸を考えることもできます。トトは、論理的な思考ができます。言語化されていない連想インドラを辿って、感覚を言葉として並べることもできます。

参考、使用:

 元記事:ヒトの感覚・認知を擬神化したら

 画像生成:Google Gemini, ChatGPT
 画像ソフト:Krita, PowerPoint
 ディスカッション:DeepSeek
 魂:魂(コン)とは? 意味や使い方 - コトバンク
 鏡像認知:鏡像認知 - 脳科学辞典

 小亀説:小亀 淳 (2005). 「鏡像認知の論理」認知科学, 12, 319-337.小亀 淳 (2008) 小亀説 「「鏡像の左右逆」とは何か」認知科学, 15(3), 498-503.
 多幡説:多幡達夫 (2008). 「鏡像の左右逆転・非逆転:物理的局面からの解明」認知科学, 15(3), 512–515.
 高野説:高野 陽太郎, 田中 章浩(2008). 「多重プロセス理論による鏡映反転の説明」認知科学, 15(3), 536-541.鏡の左右反転 – 高野陽太郎 ホームページ

 

回転文字と鏡文字の読みやすさの違い

 前回の記事文字の上下と重力では、頭の中の文字の変形性を調べました。この記事では、実験9.~12.で見られた『回転文字と鏡文字の読みやすさの違い』を、私の擬神化モデルで説明します。これは考えてもわからないので、脳科学で似たような記事があるだろうとGoogleAIを質問攻めにしました。GoogleAIは飛躍のある話題をうまく繋げて答えてくれましたが、しょっちゅうハルシネーションも起こるので、考察力のあるDeepSeekで同じ質問を繰り返して確認しました。

 多幡先生と議論になった、「ヒトは文字を薄っぺらい3次元物体として認知しているのか、2次元の表面テクスチャとして認知しているのか」という話題も考察しました。

言葉の整理

 私の鏡像関連の記事では、幼児が上履きの左右の見分けがつけられない見え方を『左右反転同一視』(Mirror Invariance)と書いています。一般には『鏡像不変性』と翻訳されています。

 この記事では文字を色々な方向に回すので、回し方を整理しておきます。

  1. 普通に見る、正位置、「
  2. 上下を逆にする、180°回転、上下逆、「(rotate(180deg))
  3. 鏡に映す、左右反転の鏡文字、鏡文字、「(scaleX(-1))
  4. 上下を逆にして鏡に映す、上下反転の鏡文字、上下逆の鏡文字、「(scaleY(-1))
  5. 横倒し、3時の方向に回転、90°回転、「(rotate(90deg))

 1、2、5は紙面上、2次元内での回転です。回転軸は文字と垂直です。「上下逆」「回転」というのは、時計の針のように文字を回した状態を指します。

 3、4は、「鏡文字」という言葉が入っています。これは鏡に映した、あるいは裏返った形状で、紙ごと裏返す3次元操作でできる形状です。

バステトの図鑑とナブーの辞書

 

 個体特定バステトは見たものの記憶を図鑑、識字ナブーは文字の辞書を持っています。

 バステトの図鑑の猫のページには、こちら向きの猫、ひっくり返った猫、歩く猫、猫パンチの動きなど、いくつか入っています。バステトの辞書には、猫を見るたびに猫のページの立体動画が増えたり修正されたりします。バステトは猫のしっぽを見ただけで、形と大きさ、動き、質感から「猫っぽい」と判定します。

 ナブーの辞書には「あ」のページには「あ」だけがかいてあります。左右は見た通り正しく保存されます。鉛筆でなぞった文字は、横線や点の数なども正確に記憶されます。いろんなフォントや手書き文字を見ても、フォントを気にせず「あ」と判定します。

左右反転同一視

 『左右反転同一視』は、左右逆転したものを同じであると判別する能力です。右向きの猫を覚えたら、次に左向きの猫を見たときも同じ猫だとわかります。人の顔のホクロや片笑いなどが左右反転していても同じ人だとわかります。これは、右向きの猫を見たときに、バステトの図鑑に右向きと左向きの両方が掲載されるという意味ではありません。『左右反転同一視』は、右向きの猫の記憶だけで左向きの猫も同じだと判定できます。少ない学習で天敵や獲物を判断できる、バフ(生存に有利な能力)です。

AI先生に聞いてみた

共通の画像処理

 目で見たものは画像として後頭葉(V系)で補正され、外側後頭複合体(LO野前半)で図形として物と背景が切り分けられます。LO野前半までは識字ナブー、個体特定バステト、背景ヘカテで共通で、そこから先はそれぞれで分析します。

 頭の中で、文字が2次元なのか3次元なのかという問題をGoogle先生に聞いてみました。Google先生によれば、LO野では文字も物も切り抜くので、紙のように厚みのない3次元として扱われるそうです。(私の見解は後ほど。)

バステト、ナブーの共通前処理

バステトとナブーの脳内処理

 バステトとナブーは2段階で画像処理します。第1段はLO野前半で切り抜いた形から解析できる物やテクスチャを選択します。第2段では選択したものの詳細を図鑑や辞書と照合します。バステトは第1段では正位置判定をし、第2段ではデフォルトで左右反転同一視をします。ナブーの第1段も正位置判定をし、第2段はデフォルトで正位置判定をします。バステトの次の処理は、左右のわかるクヌムです。クヌムは今回、議論しません。

バステト、ナブーの分業処理

 バステトは顔、体など統合判断します。(ここでは形状判断だけに限定します。)バステトは物によって図鑑の脳領域が違うようです。バステト第1段はLO野後半も含みます。バステトはヤヌスへの速報です。クヌムからは詳細が送られます。

バステト
第1段 顔(後頭葉顔領域/OFA) 「目や鼻のパーツ」を探す
体(身体外側領域/EBA) 「関節や四肢の形」を探す
道具(後頭側頭皮質外側部/LOTC) 「掴みやすそうな形(細長い、取っ手がある)」や「尖った先端」などの特徴を探す
第2段 顔系列(紡錘状顔領域/FFA) 顔のパーツから「誰か」を特定
身体系列(身体外側領域/EBA) 手足や姿勢から「人だ」「何をしているか」を特定
道具系列(後中側頭回/pMTG、下頭頂小葉/IPL) つかみやすさや用途から「ペンだ」「ハンマーだ」を特定
クヌム
  (下側頭葉前方部/aIT) シビアな鑑定、ほくろの位置など左右差がわかる

 ナブーの辞書は第2段にあります。ナブーの辞書は基本的に左脳しか使わず、正位置の文字だけ読みます。ナブー第2段から言葉トトへ判読結果を直接送ります。

ナブー
第1段 LO野後半、後頭側頭溝/OTS 文字らしい線の抽出(パーツのえり分け)
第2段 視覚単語形態領域/VWFA 文字の同定・綴りの認識、サイズ不変性
バステト、ナブーの知覚の流れ図

 バステトとナブーの流れ図を作りました。

バステト、ナブーの知覚の流れ図

 バステトは言葉がなくても理解できますが、ナブーは辞書と言葉の連動が重要です。図では、バステトの判定は知覚から言葉、ナブーの判定は言葉から知覚と矢印の向きを変えました。

 ナブーはもともとバステトの一領域を鍛えたものです。ナブー第2段は基本的に左脳で処理されますが、右脳にも対応する領域(右脳ナブー)があり、左脳だけでは処理できなかった場合、右脳ナブーも解放されます。右脳ナブーは大まかなパターン認識や類推、左右反転同一視を担当しています。

バステト、ナブーの情報処理

 バステト、ナブーの流れ図に絵を入れるとこんな感じです。前処理の図形作成の段階で、目で見た映像の中から物っぽいものを認知します。第1段で、動物だ!文字だ!と認知します。第2段で、うちで飼っているタマちゃんだとか、ひらがなの「あ」だとか認知します。映像にだんだん意味が付加されていく感じです。正確に言うと、バステトの第2段では「よく知っている」とだけ判定されて、連想経路から言葉や感情、思い出に信号が行って初めて「タマちゃん」と認知されます。

鏡文字の解読

 鏡文字は、まず上下が合っていても「ち」と「さ」が判読できなくなります。更に鏡文字を回転させて逆さまにすると、「し」と「つ」など方向の違うものまで判読できなくなります。文字の見え方には、回転耐性はあっても鏡文字への耐性、特に上下逆の鏡文字への耐性は弱いようです。家族に試してもらった実験でも、家族も同じ傾向がみられました。

左右反転同一視の抑制の解除

 識字ナブーには『左右反転同一視の抑制』がかかっているため、デフォルトでは正位置しか読めません。文字を学習するときは正位置しか覚えないのに、鏡文字がなぜ読めるのか、AI先生方に聞きながら考えました。

左右反転同一視の抑制の解除

 まず、鏡文字の「」を見た場合です。視覚からは鏡文字の「」が見えています。鏡文字はナブー第2段の『左右反転同一視の抑制』の解除で「あ」と解読でき、言葉トトに届きます。ところがトトからナブーの記憶を参照した時、記憶の正位置の形「あ」が見えている鏡文字の「」と違います。ここで違和感パンが出てきます。

鏡文字の心的回転
文字の左右が反転していることを確認

 違和感は意識ラーに届きます。ラーは知覚と意識のゲートヤヌスに再考命令を出し、ヤヌスは空間思考ヘルメスを指名して考察させます。ヘルメスは見えている文字「」を横にめくって左右が逆だと確認します。

 ここで、「文字をめくる」という想像を使いました。文字をめくる、あるいは裏返しにするのは、文字が脳内で3次元的に扱うことができるということです。文字を2次元と捉えている人は、想像で文字をめくることはできません。

傾いた文字の解読

 文章を時計回りに回転していくと、0時から3時の方向まで、90°まで傾けてもすらすら読めます()。ところが回転が4時の方向を過ぎると読む速度が遅くなり、4時から6時の方向(180°)まで、同じような感覚でゆっくり読みになります() 。回転した文字は文字の上下方向が自分の上下方向と合わなくなると、ゆっくり読みになるようです。

90°まで傾いた文字

 90°まで傾いた文章は、傾いていないときとほぼ同じくらいすらすら読めます。これは、視覚ホルスと識字ナブーの第1段で自動的に画像を補正しているからと思われます。図ではホルスとナブーで2度補正をかけています。AI先生によると、視覚側の補正は60°くらいが限界で、図形回転はいくらでも回せるとのことなので、2度がけしました。

傾いた文字の心的回転補正

 作画では空間思考ヘルメスが「反時計回り」と言っていますが、文字の傾きに合わせて回しているだけで、意識には上りません。意識の上ではあくまでホルス、ナブーの仕事です。

180°回転した文字

 180°回転した文章は、正位置ほど速く読めませんが、音読できる速さでは何とか読めます。一度「本が逆さまだな」と認識すると、あとは自動的に逆さま文字が読めるようになります。このときのヘルメスは、最初一度意識しないと仕事をしません。また、読み聞かせなどで逆さま文字に慣れている人は、最初からヘルメスが仕事をするので、傾いた文字との読みやすさの違いが分からないと思われます。

180°回転した文字の心的回転補正

上下反転の鏡文字の解読

 上下が逆の鏡文字「」の読み方を3通り考えました。

  1. 文字を時計周りに180°回転させて、左右反転同一視の抑制を解除する
  2. 下から上にめくりあげる、または手前に倒す
  3. 文字内の要素(+, l, -, o, T, L, \, /, ...)をパズルのようにぐちゃぐちゃかき混ぜる

 1.は、文字が2次元だと感じる読み方です。空間思考ヘルメスは平面上の回転だけを担当し、左右反転は文字ナブーが担当します。2.は、文字が3次元だと感じる読み方です。空間思考ヘルメスが文字を直接上下にめくって正位置に戻します。3.は、ナブーが、左右反転同一視と同じバステトの古い回路を開放して、福笑いのようにパーツに関連する文字の候補を出してきます。

 1.の読み方なら、上下が逆の鏡文字「」と「」を間違えます。2.の読み方なら、上下が逆の鏡文字「」と「」を間違えません。3.の読み方なら、偏と旁が逆になっていても何となく読めちゃいます。

2次元の回転と左右反転同一視の抑制の解除

 1.の読み方の流れ図です。

上下反転の鏡文字1

 上下が逆の鏡文字「」をまずヘルメスが180°回転させます。回転させても「」は鏡文字です。次にナブーがまず正位置で辞書を引き、鏡文字「」に匹敵するものがないため左右反転同一視の抑制を解除して「あ」と判読します。手順としては2回も変換がかかって面倒なのですが、私は無意識にこの読み方をしています。

3次元のめくり上げ

 2.の読み方の流れ図です。

上下反転の鏡文字2

 横書きの文字の場合には、ちょっと意識して、行ごと上下を裏返します。縦書きの文字の場合には、1文字づつ裏返すので、すらすらとは読めません。

雰囲気で福笑いのように読む

 3.の読み方は流れ図を作っていません。文字のパーツをバラバラにして何となく読みます。トラの尻尾と足と耳がちらちらと見えて、きっとトラだろうと推測するようなものです。「クルミ」を上下逆の鏡文字にすると、「クルミ」なのか「ミルク」なのかわかりにくくなります。

まとめ

 文字の上下と重力で出てきた実験9.~12.の思考の違いを、流れ図で表現できました。横倒し、180°回転の文字は空間思考ヘルメス、鏡文字は識字ナブーが主に修正して読んでいます。

 文字が脳内で2次元なのか3次元なのかは個人差があります。その個人差の見分け方として、「さ」と「ち」など、鏡文字をヘルメスでめくりあげて読める人は3次元であると提案します。

 私の感覚としては、ヘルメスは2次元でも3次元でも回転には強いですが、反転に弱いです。文字の変形に関してはヘルメスは2次元平面内で回転しようとします。また、ヘルメスよりもバステトのほうが強いです。上下逆の鏡文字を見ると福笑いのようにパーツをバラバラにして何となく読んでいるように感じます。

雑記

 AIへの聞き取りでは、神経細胞がどう繋がっているのかとか、文字のパーツに反応するとか神経細胞の発火とかいろいろ聞いたのですが、まとめきれませんでした。最初aIT(クヌム)をバステト第3段としていたのですが、aITは脳内各所と連携したり、海馬のあたりに連想の神インドラまで登場してしまいました。インドラはリンゴを見たら、言葉、匂い、味、食感、食べたときのシャリシャリ音、前にリンゴを見たときの思い出など、あらゆる事を連想します。バステトの見たリンゴでもナブーの読んだリンゴでもトトが聞いたリンゴでも、インドラ経由で共通の思い出に接続します。

 ヘルメスは、主に頭頂葉辺りらしいです。想像と違ったのが、ヘルメスのパット見で数がわかる能力です。パット見で数える能力は、3~4個まではバステト・ナブー第1段と同じ、ものを捕らえる側頭葉後部らしいです。そして、4個以上は頭頂葉の視線誘導能力を組み合わせて、5個以上もパット見で数がわかるようになります。これは、2歳児と3歳児で紙に描いた丸を数えられる数が違うってことに対応していて、そうかもしれないと思いました。

 ナブーは、学習の時はアセチルコリンが出ているから、左右反転同一視の抑制が解除されている可能性がある、という話も出ました。だから、左脳の精密な記憶と右脳のおよその記憶が同時に作成されます。ただし、右脳ナブーと同じ位置にバステトの顔判定もいるらしいので、右脳ナブーは本当にいるのかはわかりません。

 この記事でナブーは、一文字づつ読んているように書いていますが、実際は数文字づつ読んでいます。英語なら単語毎です。単語毎にグループ化して注目するのはヘルメスの力を借りています。日本語の場合は、ナブーがおよそ知っている単語で区切りをつけます。区切りの部分がわからないと、トトが区切りを直すことになります。「ここではきものをぬいでください」のように、「きもの」か「はきもの」か区切りを直すのに、区切りヘルメスも意味トトも総動員です。

 日本語の漢字はフォントだと一万文字、辞書だと五万文字もあるとされていて、外国人から日本語難しいと思われがちです。でも実は、英単語もネイティブだと2万語、辞書だと60万語くらいあるので、ナブーの辞書には1万くらいは登録されています。どちらの言語にせよ、ナブーの記憶力はすごいです。

 空間把握能力ヘカテも実は出てきます。ヘカテには、台形に見える壁や天井を遠近法から四角く補正する力があります。また、部屋の家具などの配置を短期記憶できます。ナブーはこの能力を借りて、読書のときの本の文字列を把握しています。また、本を手で持ってぐらぐらしても、台形補正で文字は真っすぐに見えます。ヘカテは海馬傍回にいます。

 小1の時、理科の朝顔の観察スケッチで、先生が「見た通りに描きなさい」と指示しました。私は、横から見ると葉っぱが細長く見えたり、一部裏返っているなど発見して、細長く描きました。他の子たちは、葉っぱを正面から見たように描いていました。これは今考えると、私はホルスが見た通り、他の子たちは、バステト、あるいはヘカテが台形補正した通りに描いたので、どちらも「見た通り」描いたことになります。人は世界をどう見ているのかって話になりますね。

 

参考、使用:

 元記事:ヒトの感覚・認知を擬神化したら
     左右感覚を説明するための座標系
     文字の上下と重力

 画像生成:Google Gemini
 画像ソフト:Krita、FireAlpaca
 ディスカッション:GoogleAI、DeepSeek
 鏡像認知:鏡像認知 - 脳科学辞典
 左右反転同一視:Stanislas Dehaene(2010) NeuroImage 49(2), pp.1837–1848

 

StudioOne4のお引越し

 これは覚書です。

 Windows11を入れたら不安定になったので、アカウントを再発行して引っ越ししました。DドライブもHにバックアップしてから全部フォーマットし、Dドライブに入っていたStudioOne4を再インストールしました。

データのバックアップ

 以下のディレクトリやファイルをHにコピーしたことを確認。

制作データ(自分の作った場所)
 D:\旧アカウント名\Music\Studio One\
音源(自分で入れた場所)
 D:\旧アカウント名\Music\Studio One\Sound Sets\
設定とか
 C:\User\旧アカウント名\AppData\Roaming\PreSonus\
インストーラー
 "PreSonus Studio One 4 Installer.exe"

StudioOneの再インストール

制作データ、音源、設定をコピーして戻す。
 D:\新アカウント名\Music\Studio One\
 D:\新アカウント名\Music\Studio One\Sound Sets\
 C:\User\新アカウント名\AppData\Roaming\PreSonus\
インストーラーを実行。
 "PreSonus Studio One 4 Installer.exe"
 インストール場所をDに指定
  D:\Program Files\

音源の復元

StudioOneとエクスプローラーを開いて、音源ファイルをドラッグ&ドロップする。

Studio Oneの上部メニュー 「Studio One」 > 「オプション」を開く。(またはCtrl+,)
 オプション(下のほう)>ロケーション>サウンドセットで、音源を確認。
StudioOneの右のメニューで音を選べるか確認。

ユーザデータの位置を復元

(Ctrl+,)>オプション(下のほう)>ロケーション>ユーザーデータ
ユーザーデータディレクトリの場所を設定
 D:\新アカウント名\Music\Studio One\Songs

Studio Oneの再生音量設定

 PC再生音量が大きすぎるときの設定です。

Studio Oneの操作
(Ctrl+,)>オプション(下のほう)>オーディオ設定>オーディオデバイス>コントロールパネル
 「エクスクルーシブモードのチェック」を外す。

「オーディオデバイスをバックグラウンドで解除」にチェックを入れる。

サンプリングレートのエラーが出る場合 


Studio Oneの上部メニュー 「ソング」 > 「ソング設定」を開く。(またはCtrl+.)
「一般」タブにある 「サンプリングレート」 の数値を変更します。

Windowsの操作

Windows画面タスクバーの音量アイコンを右クリック、音量ミキサーを開きます。

StudioOneの音量を確認します。StudioOneを開かないと、アプリ一覧には出てきません。

 

参考、使用:

 StudioOne:PreSonus ガイド:GoogleAI, Copilot

AI検索で音量設定に関して出してくれたサイト一覧

文字の上下と重力

 文字の上下は重力で決まっているのか?という思いつきの実験です。

背景

 発端は、上下逆の鏡文字の読みづらさについて考えたことです。

 仮説はこうです。

  • 頭の中に文字の鋳型があって、文字を読むときには鋳型にはめながら読んでいる
  • 文章が傾いているときには鋳型を傾ける
  • 本が上下逆のときにも鋳型を回転する
  • 本を鏡に映して左右逆の鏡文字を読むとき鋳型を左右に裏返す
  • 本を上下逆にして鏡に移すとまず上下を反転してから鋳型を左右に裏返す

 意識すれば心の鋳型を上下を反転して読むこともできるのですが、私は何故か上下を合わせてから左右を判定したくなるようです。

 そこで、目をつぶって「あ」を想像して時計の針のように回そうとしたら、なかなか回りませんでした。なるほど回らないんだと思いました。次に上下左右に裏返すと、左右は一瞬で裏返りましたが、上下は裏返ったり回転したりしました。上下に裏返すイメージでは、左右はごちゃごちゃになるようです。

 ところが寝る前に布団の中でもう一度やってみたら、簡単に回りました。起きているとき「あ」を時計の針のように回転することができません。寝転がると、「あ」は自由に回転できます。特に、上を向いたりうつ伏せになると、なんの抵抗もなく回ります。重力?重力なの?

目的

 文字の上下は頭の向きではなくて、重力で固定されるのでは?そこで、家族に聞いてみました。

実験方法

 まず想像の文字です。

  1. 目をつぶり20cm角くらいの「あ」を想像する
  2. 「あ」を時計回りに横に回す
  3. 首を左に倒して頭と同じ向きの「あ」を想像する
  4. 「あ」を時計回りに2時まで回す
  5. 目をつぶり部屋を想像して首を左に倒したときの部屋の向き
  6. 「あ」を右に裏返す
  7. 「あ」を下に裏返す
  8. ノートいっぱいに「あ」を書いてノートを向かって右に向けるよう回す

 次は実際の文章です。

  1. 横倒し文字を読む
  2. 逆さま文字を読む
  3. 鏡文字を読む
  4. 逆さまの鏡文字を読む

(9〜11は読みやすさ順に再配列した。4人に、読みやすさ順の個人差なし)

家族の回答
  A B C D
目をつぶって想像
1文字を想像 OK OK OK OK
2時計回り 回らない 回らない ゆっくり回る 回る
3頭を倒す OK 想像できない OK OK
4文字を回す 切り替わる - 切り替わる 回る
5部屋の向き そのまま めまい/そのまま そのまま そのまま
6鏡文字 裏返る 裏返る? 裏返る 消える
7鏡文字逆さま 裏返る/回る 裏返る? 裏返る 消える
8ノートの文字 台形 ノートは回って
文字は回らない
台形 台形
目を開いて文を読む
9横倒し 読める 読める 読める 読める
10逆さま まあ読める 読める まあ読める 読める
11鏡文字 まあ読める まあ読める 読みづらい 読める
12鏡文字逆さま 読みたくない 一文字づつ 頭使う 読みたくない

 Aは自分です。色を付けたところは個人差です。想像の文字は見え方の個人差が大きいのに、実際に文章を読むときには大差ありません。想像の文字と識字感覚は全く違うようです。

 Bの「めまい」と書いたのは、顔を傾けた方と反対側に部屋が極端に傾いて見えたそうです。2回目からは、目を開けて傾けたときと同じように部屋の構造は維持されました。「あ」を想像できる、できないは、毎回変わるようです。

 Cの2.ゆっくり回ると4.切り替わるの違いは、アナログ時計の針のように回るか、デジタル表示のように一瞬で切り替わるかの違いです。4.の場合は、自分の頭の方向と重力の方向どちらでも、自分でイメージした方向に一瞬で切り替えることができます。

 Dに、空想の「あ」を回す見え方を聞いてみました。「あ」のてっぺんだけ意識すると、そこから下がざっと(腕を払うジェスチャー)出てくるそうです。また、下に裏返すと消えるというのは、「あ」がずっと潰れていって、平らになったところで白くなると言っていました。

 Dの想像を私も試してみました。「あ」のてっぺんを赤点にして、赤点の位置を時計の2時の位置に想像すると、確かに斜めの「あ」は瞬時に出てきます。ただし、4時の方向と8時の方向は「あ」がぐちゃぐちゃになります。さらに、Dの方法で6.7.のように裏返そうとすると、ぺちゃんこになるだけで鏡文字に裏返りません。

視野角の実験

 想像の文字は実際の文字と比べてどのくらいの大きさなのか、定規で測りました。方法は、目を閉じたり開いたりして、字の大きさと定規の長さを比較します。定規の位置で大きさは違って見えるので、視野角に換算しました。

実際の文字:

  1. カレンダー:30cm 離れて、3cm 角、新聞のタイトルより大きい(6°)
  2. PCの文字:50cm 離れて 5mm角、 まあまあ 読みやすい(0.6°)
  3. スマホの文字:30cm離れて3cmに8文字、ぎりぎり読める(0.7°)

空想の文字:

  1. 普通の文字:30cm 離れて、20cm 角、2m離れて窓2枚分160cm (37°)
  2. 最小の文字:30cm 離れて、4cm 角 (8°)
  3. PCサイズの文字:50cm 離れて 5mm角、 イメージができない(0.6°)

 空想の文字は、17.小さく縮める想像をすると、目がつかれた感じがします。18.目をつぶってPCと同じ5mm角の文字を想像すると、何も出てきません。それでも頑張って想像すると、中身の入っていない■■■■■をぼやかしたようなものになります。

 実際読む文字は、測定値より大きく感じるようです。14.PCの文字は5mm角ですが、1cm角だと感じられます。15.スマホの文字は小さいと感じていましたが、視野角に換算するとPCの文字とほぼ同じくらいでした。私の場合、文章として読みやすい文字は視野角で0.7°以上のようです。これ以上小さいと、目や頭がつかれるような感じがします。大きいとスクロールの回数が増えて、やはり疲れます。

 想像の文字16.(37°)と実際の文字13.(6°)では、想像の文字のほうが圧倒的に大きいことがわかりました。

想像の文字、追加実験

 別日に自分で続きをやりました。寝不足の日にパソコンを見ていると、想像の文字が不安定になります。疲れていると、想像の文字は20cm角の大きな文字でも出てこないことがあります。疲れていない日にやってみました。

 追加:目をつぶって「あ」を想像します。

  1. 「あ」を縦に引き伸ばす
  2. 「あ」を横に引き伸ばす
  3. 4cm角の小さい「あ」を時計のように回転する

 

 結果です。19., 20. は、縦横に5倍くらいまでかるく引き伸ばせました。視覚野の実験で、想像の文字を縮めるときには目がつかれるような感じがしたのに、伸ばすときには簡単だし疲れません。

 21. は、簡単に回転させられました。2.と21.とでは、想像の文字の大きさが違います。2.は目を開けると壁紙の大きさ、21.は近くなら手の平、屋内なら犬猫の大きさです。空想でも小さな文字は重力には縛られない可能性があります。

考察と想像

 擬神化の話では、識字、書字はナブーの担当です。重力方向の知覚はアトラスです。他に、人や動物など個体認知はバステト、部屋の構造の把握と見ていない方向の部屋の形の維持はヘカテです。視覚はホルス、想像の映像はモルペウスです。

 この実験では、文字ナブーと重力アトラスの関係を調べるはずでした。想像の文字の上下の向きが起きているときと寝転がっているときで、時計回りに回ったり回らなかったりする・・・

 実験1.〜8.の結果は、まず、想像の文字の個人差が非常に大きいと言うことでした。これに対して、実験9.〜12.の視覚からの文字の見え方は、個人差が小さそうです。擬神化でいうと、モルペウスとホルスはだいぶ違います。鏡像の文字の見え方を議論するときには、視覚で判断するべきです。

 視野角で測ると、空想の文字の大きさは実際の文字と比べてとても大きいことがわかりました。また、実際の文字も、定規で測ってみると思っていたより小さいことがわかりました。擬神化でいうと、視覚ホルスから識字ナブーに渡るとき、文字ナブーから空想モルペウスに渡るときで、それぞれ拡大がかかっているようです。想像ではなく、昔見た夢では、A4の紙に字を書いて物理学の計算問題を解いていました。朝起きたら答えが出ていたので、本当に文字の夢を見ていたと思います。夢の文字は現実の手書き文字くらいには小さかったので、想像の文字と夢の文字とはまた別だと思われます。擬神化では夢と空想をどちらもモルペウスとしていますが、いつか分類を変えるかもしれません。

 実験5.は、目をつぶったときの空間の維持ヘカテの実験です。目をつぶって頭を傾けたときの空想の部屋は、目を開けて傾けたときと一致します。ヘカテの空間維持感覚は全員同じでした。ヘカテは重力感アトラスに合わせて部屋の上下の向きを記憶しています

 これに対して実験3.は、部屋のかわりに文字を想像します。A、Cは、文字の上下の基準を、重力の上下と頭の上下の2方向で切り替えることができました。擬神化でいうと、頭の向きはホルス、重力感はアトラスです。ただし、空間の維持ヘカテも重力感アトラスに合わせているので、文字ナブーが上下を決めるとき、ヘカテに合わせているのか、アトラスに直接合わせているのかは、この実験の結果だけでは区別できません。

 実験8.は、文字とノートを横に向ける空想です。ノートだけ回る人と、文字とノートが一緒に回る人がいました。擬神化でいうと、ノートは個体認知バステトです。文字とノートが一緒に動くのは、文字の向きは物の表面にあると想像しているということです。ただ、この想像は難しいようです。

 空想で、ふすまサイズの大きな文字の上下は、重力方向の影響を受けます(実験1.〜4.、16.)。犬猫サイズの小さな文字の上下は、自由に回すことができました(実験21.、17.)。勘ですが、空想の文字の変形の自由度は、大きい文字はヘカテ、小さい文字はバステトに関係がありそうです。 

まとめ

 文字の上下方向は重力で固定されるのか?

 そうとは言えない結果になりました。空想の文字と、実際に読む文字は違うメカニズムで判読しているようです。

 

参考、使用:

 元記事:ヒトの感覚・認知を擬神化したら
     左右感覚を説明するための座標系

 画像生成:Google Gemini, ChatGPT
 画像ソフト:Krita
 ディスカッション:Copilot

夢の中の音

 今朝は久々にゆっくり寝られたので夢を見ました。自分の部屋が3階東側にあって大雨が降っていて、窓の外から水が入ってきたのか、タンスの上の段を伝って水が飛び出し、下の2段の中身がびしょびしょになりました。窓を開けて外を見ると、並べていた漫画も 濡れそうになっていました。隣の家を見ると、いつ 引っ越したのか、家ごとなくなっていました。

 次は MikuMikuDanceで、小説の設定とちょうど同じシーンを探していました。北から南に向かう廊下の突き当たりを西に曲がったところの、右手に教室があって子供たちがいます。ここのギャラリーにはたくさん 似たようなステージがあって、歩いて見て回りました。3つぐらい 同じシーンがあって どれにしようか悩んでいました。

 仲間たちが何かするというので ぞろぞろ 行ってみたら、先ほどのMikuMikuDanceのステージに着きました。教室のあったところに布団がいっぱい敷いてあって、そこに潜り込んで寝るといいことがあるというので、みんなで寝ました。目をつぶって寝ようとして うとうとしてしばらくしてから、本当にみんなで寝ているのかなと気になってきました。ふと自分は自分の部屋で寝ていることを思い出しました。

 寝直して、今度は子供と声出しをしました。「あー」と長く声を出して、そこにハモる 遊びです。なかなかいい感じの声が出ていて、よく声を聞きながら声を出し続けました。次は爪でテチテチと、バケツのようなものを叩きました。これは 前の晩に子供と リズム遊びをした時に使った音です。

 今までの夢では会話があっても声はなく、話した、聞いたという、部分だけカットされていて、状況を理解しているという夢でした。音が聞こえた夢をはっきり覚えていたのは初めてです。