魔女の小さな冒険

魔女のちいさな探検

ゆっくりゆっくり進みます。

ざる形

 以前作った羽毛円が壊れてしまったので、壊れにくいよう形を変えて再現しました。新型は、細い円の中に細い板を入れて、ザルのようにしました。

 予想では、羽毛円のときと同じく、細長い形は面積率に関係なく上向きで安定しやすいので、上向きに落とせばまっすぐ落ちます。羽毛円でできなかった円の面内での回転は、回転させるとすぐに止まると思います。(風車じゃなければ!)

ザル形(白)
 直径:9.3cm
 厚さ:4mm
 板幅:5mm
 隙間:2mm

薄いザル形(黄)
 直径:9.8cm
 厚さ:2mm
 板幅:5mm
 隙間:2mm

 実験です。板の平らな面が上向きのときを『上向き』、面が地面と垂直なときを『垂直』とします。

 まず、上向きに静止状態から落とします。ざる形も薄いざる形も、ゆらゆらしながら落ちました。ゆらゆらは薄いざる形の方が大きく、最大で階段幅くらい揺れました。ゆらゆらと言うよりは、斜めに滑っては向きを変えるようです。何度か試しましたが、大きくゆらゆらするときと、ほぼ上向きのまま面の傾きをくるくる回すときがあるようです。何か、予想と違います(^^;
 その後何度か試すと、斜めに滑る方向は、細長い穴に平行だということがわかりました。長方形と一緒ですね。滑る方向と長方形の長い方向が一致するとき『縦に滑る』、2つの方向が垂直なとき『横に滑る』としましょう。
 試しに最初から傾けて手を離してみると、縦に滑る方向に傾けて落とすとそのまま滑り落ち、横に滑る方向に傾けて落とすとすぐに傾く向きを切り替えて、やはり縦に滑る方向に大きくゆらゆらします。

 次に、上向きのまま、右回しに回転させながら落としました。ざる形も薄いざる形も、途中で回転を止めて、縦に滑るゆらゆらに移行しました。念のため裏返してやってみましたが、結果は同じでした。

 ざる形は羽毛円と違って、縦に滑る方向に大きくゆらゆらしたり、斜めに滑るような動きをします。これは、形に特徴的な向きができたからだと思います。雪形は、羽毛円と同じようにいろんな方向に枝が伸びることで、斜めに滑り落ちる事が無いのでしょう。雪形すごい!雪形の秘密にちょっと近付いた感じです(^-^)

 次回は、雪形のくず落としです。もうあるので、落とすだけ♪