落下の効果が如何ほどのものか、『雪』の解説にありました。
中谷宇吉郎著「雪」岩波文庫 1994年10月17日第1刷 p.171〜
この文章は樋口敬二氏によるものです。
中谷ダイヤグラムでは樹枝状結晶は-14℃〜-17℃で生長し、小林ダイヤグラムでは-12℃〜-16℃です。この差は、周囲の空気が流れているのか止まっているのかによるものらしいことが、後に確かめられました。1988年アメリカのユタ大学で福田矩彦らが、上昇気流に結晶を浮かべて結晶を作ったそうです。
つまり、中谷ダイヤグラムは雪、小林ダイヤグラムは霜です。
空気が流れていると、樹枝状結晶の領域の温度が下がる。
って、どういう意味なのでしょう?流体が流れている効果が知りたかったのですが、ずれるのは水蒸気量かと思っていました。
樋口氏も雪の本を書いているらしいので、これも見たいですね。