上羽牧夫先生の『結晶成長のしくみを探る その物理的基礎』読みました。市の図書館で取り寄せてもらったやつ(^-^)
(早川先生と混同していました。削除。)
本ですが、最初、後半を文字だけ読んで、これはよい本だ!と感激しました(@_@) 学生時代、わからなくて困っていたことがきれいにまとまっていて、しかも、納得いかなかった所に駄目な理由まで明記されていました。私が困っていることを見抜いて、私のために書いて下さったかのようです!今まで読んでいなくてごめんなさいm(_ _)m (そんな訳無いのですけど(^^;)
更に、言葉は知っていたけれど意味のわからなかった毛管長とか表面剛性についても書いてありました。ちゃんと読もう。
その後前半の統計力学の部分を見ましたが、これはわからないです!ここはあきらめて読み飛ばすか、お薦めのランダウ・リフシッツをゆっくり読むしかないのか、と思ったけれど2回目に見たらそうでもなさそう(^^;
図鑑を読むときみたいに、覚えるまで何度も読んだら良いのかもしれません。いっぱい落書きしながらね(^-^)
教科書は、専門家なら誰でも書けるものかと思っていたのですが、大変な作業だということに気づきました。たくさんある中途半端な研究の中から、良い部分を拾って繋いでいく感じです。駄目な部分は、好きな先生の論文でもバッサリ却下です。スッキリ(^-^)
私が論文を理解できない理由は、英語力不足ではなく、全体を見通す視点を持てない事かもしれません。しかも、当時は自分の考えも信用できませんでした。病気になっていなくても、力量不足で研究者は務まらなかった、少なくとも楽しくはなかったかなとわかりました。まあ、生きていればこんな本も出てくるし、結果オーライです(^-^)