魔女の小さな冒険

魔女のちいさな探検

ゆっくりゆっくり進みます。

ダングリングボンド探し

 最近知恵袋で、こんな本を紹介してもらいました。
 『基礎雪氷学講座』
 氷河とか大きい話が載っているのかと思ったら、黒田登志雄先生の結晶成長の話が載っているではないですか!雪の結晶の形と疑似液体層が関係ありそうだって話。

 ずっと気になっていた、氷の表面の疑似液体層について、前野紀一先生から軽く説明がありました。ざっくり言うと、氷の結晶の表面の水素原子の配向が、まるで水の表面のようになっているという話でした。
 ダングリングボンドとか表面再構成とかの話とちょっと似ています。疑似液体層とか信じないぞと思っていましたが、ちょっとイメージが変わりました。

 そこで、前回の紙模型に、水素原子を書き込んでみました。余ったダングリング水素(?)を探すぞ!

 余った水素のある位置に付箋を貼ってみました。これが適当に傾いて、表面構造を作るわけですね。模型を見ると、表面は穴だらけなので、ちょっと傾けば穴を塞いで良い感じかもしてません(^-^)

 よく見たら、手前のa面に付箋がある部分とない部分を発見!左半分は、手前の黄色の付箋が少なくて、上のピンクの付箋が多いように見えます。中の水分子の配向を変えたら、六角柱の結晶の稜のあたりで、c面ばかり水素がたくさんはみ出していたり、a面とc面で同じように水素がはみ出していたりするかもしれません。たくさんはみ出しているほうの面の方向に早く成長できそうです。

 疑似液体層が雪の結晶の成長形に関係しているって、温度によってダングリング水素の位置が変わるって事ですか!?

紙の模型
早咲の日記 2018/11/12/1969142508