魔女の小さな冒険

魔女のちいさな探検

ゆっくりゆっくり進みます。

グルーガン

 雲系の啓蒙書で、雪の結晶の紹介を見るのですが、6角形になる理由が微妙なのです。
 たとえば荒木健太郎先生の『雲を愛する技術』p.38-39辺りでは、

> 6人の水分子がそれぞれのもつ水素原子で水素結合をすると、ちょうど六角形となって安定な構造をとれるようになるのです。

と書いてあります。(この本では、みなかわいく擬人化してあります(^-^) )しかも、結晶の絵のところに、ご丁寧に120度と書いていります。結晶を上から見たら六角形なのは間違いないですが、これだと、グラファイトの結晶構造を想像してしまいます。

 雲愛の人はわからなくても良いのかと思っていたのですが、先日雪愛の人が、結晶断面の図に六角形の亀甲模様を採用していたのを見たので、愕然としました。

 みんな、小林禎作先生の本を見ましょう!ウルツって書いてあります。氷ってそんなに簡単じゃないんダ!
 ここを理解していないと、切れ込み入りの角柱結晶の面白さがわからないんですよ!

 そういうわけで、小林禎作先生の写真集に載っていた、氷の結晶模型が欲しくなりました。あれ、高いんですよね。

 爪楊枝とグルーガンで、作ってみました。
 レシピ:

 1.グルーガンを小さく切る
 2.お湯で煮て溶かす
 3.丸める
 4.爪楊枝を刺す
 5.水冷する

 ええ〜、工作中級レベルの私にも無理でした。温めると角度が安定しないので、1球に4本も爪楊枝を刺して支えておくのは超無理です。何層も重ねて作ったら、歪みまくりそうです。 角度固定してドリルで穴あけする道具が必要です。
 H_2Oくらいが限度です。

 続く。