魔女の小さな冒険

魔女のちいさな探検

ゆっくりゆっくり進みます。

雪形の板

 落としてみたシリーズ第七弾。いよいよ雪形です。発泡スチロールトレイの平らな部分を、ざっくりと雪形に切ってみました。

 大きさ:約9.5cm
 羽数:6
 羽幅:6〜20mm

 まず、扇状六花に見立てた、切れ込み入りの円盤を作りました。羽の幅は2cmです。
 落としてみると、平らな面を上向きにしたまま、斜めに落ちて壁に激突、よくわかりませんでした(^^; 何度も試してみた結果、斜めに落ちやすいことと、下の方で縦に回る事がわかりました。

 次に、広幅六花を作りました。羽の幅は10mm。雪の結晶のオブジェのようで、思いの外かわいいです(≧∇≦)
 早速落としてみました。平らな面を上向きにして落としたら、やはりゆらゆらしながら斜めに落ちて壁に激突。何度かやってみましたが、縦に回っても、回り続けることは無いようです。ただ、落ち方がどうと決めるには、高さが足りないように感じました。一度だけ、垂直になってから水平に戻って、面を上向きにしたまま水平にくるくる回ったように見えました。本当に回ったのかはわかりませんが、垂直から水平に戻る回転が、水平の回転に変換されてくるくる回るってモードもあるのかなと思いました。この回り方だと、ブラウン運動よりもよほど速く明確に回ります。縦になるのは、そよ風とか結晶同士の衝突とか、いろいろありそうですものね(^-^)

 3つ目は、枝つき角板です。枝は広幅六花と同じ10mm、中心に1辺30mmの6角形を残します。
 これは、扇状六花とほぼ同じで、途中から縦に回転しました。

 最後に、樹状六花の枝なしを作りました。羽の幅は6mmです。
 これは、全く縦には回りませんでした!面を上向きにしたまま、斜め下に落ちました。
 落とした雪形が階段に散らばったのがまた、超かわいい(≧∇≦) こんな模型がかわいいとは、頑張って切り抜いた甲斐がありました(^-^)

 このサイズの円盤が平らな面を上に向けて落ちるには、雪形である事が重要らしいです。タンポポの綿毛は、毛が斜め上を向いて生えていることと、膜ではなくて毛で円盤を構成していることで、より安定して上を向いて落ちてくる事がわかりました(^-^)
 逆に、小さな角板の雪の結晶が、6角形を上に向けて落ちてくる理由は、ここまでの実験では全く推測できないことがわかりました。

 実は学生の時も、落下実験をやったのですが、タンポポの綿毛と厚紙で作った雪形数点だけで、雪は水平に落ちてくると見積もっちゃったのです。これだけでは、落ちモノが分かったとは言えませんでしたね(^^;

 次は、雪形に羽幹をつけてみたいです。予想では、逆さまフリスビーと同じように、『上向き』が安定します(?) どうかな?
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2018-02-02 11:23
正しくは羽幹→『稜線模様』です。
2018-05-06 16:57
録画から速度測定。羽幅6mmの1回目、V=1.4m/s、Rn=8.3×10^3。2回目、V=1.7m/s、Rn=1.0×10^4です。