魔女の小さな冒険

魔女のちいさな探検

ゆっくりゆっくり進みます。

雪の結晶に惹かれる理由

 雪の結晶が大好きです!特に好きなのが、アナと雪の女王でデザインされているような、六花です(^-^)
 学生の頃は、雪の結晶きれいだな、いろんな形があるな。結晶には平衡形や成長形があって、温度や水蒸気の量によって形が変わっていく。等々、勉強してちょっと分かったり、分からなかったりしていました。

 先日、思いあたった事は、雪の結晶の魅力は、生物を連想させるところかなと言うことです。ちょっと角張ってはいますが、針結晶と板状結晶が組合わせられて、更に樹状結晶の要素も入り、いかにも複雑です。

 パターン形成の数理では、形が全く一緒でも、形が出来るメカニズムを限定出来ない事がよくあります。パラメータフィッティングで、何とでもなっちゃいそうな感がプンプンです。
 それでも、単純な形と複雑な形の違いを示すことはできます。雪の結晶は、いくつかの成長形が、水蒸気のムラとかほんの少しの条件の差で切り替わって現れているのでしょう。
 生物の形は、1つの形が発現したら次の形ができて、みたいなスイッチが決まっていて、複雑な形になっているように見えます。DNAに書いてあることって、そんなに無いとテレビでやっていた気がする(あやふや)。

 形の複雑さ故に、雪は雪でしかあり得ない、ということになれば、雪は生物に似ています。パターン形成分野では、デンドライト以上に重要なポジションなはずです。

 何かあたりきりだな。黒田登志雄先生は、何を目指していたのか、とても気になります。