魔女の小さな冒険

魔女のちいさな探検

ゆっくりゆっくり進みます。

答え合わせ とね日記 (理数系読書家)

 ブログ「とね日記」より
どうして鏡は左右を逆に映すのに上下はそのままなの?
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/8abad3239e921a55613ca8c8112be702
解答: どうして鏡は左右を逆に映すのに上下はそのままなの?
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/4a1105f752781b31892020183a00c16c
を読みました。

「どうして鏡は左右を逆に映すのに上下はそのままなの?」

 回答です。「『鏡は』左右も上下も逆に映していない。」
 「鏡を正面から見たときに手前と奥を逆転させている。」

 本を映す場合、「上下はそのままに保ちながら、水平回転だけ行うことによって本を裏返し」鏡のほうに向けるから左右反転します。水平回転操作によって、左右を入れ替えているところがポイントです。縦や斜めに回転すれば、反転方向が変わります。
 つまり、反転操作しているのは『鏡』ではなく、『自分』です。

 池に映る金閣は、水面を境に上下が反転します。『金閣の上下』が鏡面の反転方向と一致しています。

 心理学的な考察はしません。
 「鏡像=左右逆転」という固定観念が判断の邪魔をします。
 

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 とね氏の見え方を『多重プロセス理論』で解釈します。

『視点反転』
 考察しない。(一見、本を回す操作は視点反転に見えるが、これは反転していないという状況の説明であって、心理操作ではない。)

『表象反転』
 ・「鏡文字」の左右反転画像
 ・本と鏡像を並べた写真

『光学反転』
 ・分子模型
 ・湖面に映る金閣

結果
 視点反転は人によるものなので、多重プロセス理論の範疇内である。
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 その他の感想です。
 私が今まで調べていた経過から思い込みがあり、この記事がなかなか理解できず、苦労しました。「鏡像が手前と奥以外に反転しているように思えるのはなぜか」ではなくて、「本の文字を反転させている犯人は鏡ではない」という解説でした。命題の文章的な弱点を突いた返しです。
 小亀説や高野説で、最初に命題を詳細に限定していましたが、こういうことなのだなとわかりました。

 人によって感じ方が違う部分については、意図的に記述をしていません。とね氏も視点反転しない人なのか、ときどき左右反転を感じる人なのかはわかりません。

 指示の通り、本を対角線を軸に斜めに回して鏡に向けると、本のタイトルは鏡文字で、さらに本ごと横倒しになっている風に見えます。同じ本をもう一冊、鏡像の横に並べて、じっくり観察しないと、斜めに反転とは思えません。私も理系の端くれですが、認識から心理を追い出すのは無理でした(^^;

参考:(参照日2020年06月22日)
とね日記 / どうして鏡は左右を逆に映すのに上下はそのままなの?
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/8abad3239e921a55613ca8c8112be702
とね日記 / 解答: どうして鏡は左右を逆に映すのに上下はそのままなの?
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/4a1105f752781b31892020183a00c16c
==== 2020-06-30 12:23
『左右軸の従属性』は出てきません。