魔女の小さな冒険

魔女のちいさな探検

ゆっくりゆっくり進みます。

Scratch

 小学校で、PTA主催のプログラミング教室がありました。下の子が、コンピュータ室でMacノートを使ったと言うので、めちゃめちゃ楽しみにして行きました。残念ながらNECWindowsでしたが(^^; (NECさんごめんなさい。。。)
 内容は、プログラミング教育の利点と、scratchの使い方でした。

 帰ってから、
「学校休んでも行きたかった!」
と言っていた下の子のために、scratchをインストールして、チュートリアルを見ながらミニゲームを作ってあげました。
「学校では、背景とかキャラクターを変えたんだよ。」
と、変え方を教えたら、早速全部変えてました。更に、

「敵キャラを作る。」
「敵キャラに当てたら10点。」
「50点ごとに背景を変える。」
「50点ごとにクローンを作る。」
「50点ごとに球を速くする。」

などなど、次々に改造していきました。もちろんうまく動かず、呼ばれる私(^^;

 『50点ごとに』という判定を背景だけに入れて、処理をスプライトごとにやっていたら、うまく動かないことが判明しました。(キャラクターをスプライトって呼ぶ辺り、MSXみたいだね。) 点数判定をスプライト側にして、全部の操作をまとめたら動きます。これは、実は難しいオモチャかもしれません(^^;
 上の子の評価は、『マリオメーカーのほうが楽しい』そうです。

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気になっていること

 下の子が、夢の話をしてくれました。

 下の子は学校で、靴下で過ごしていました。トイレに行くとき汚いので靴下を脱いで、戻ってきたら片方無くなりました。そしたら、友達が見つけてくれました。その子は他の組の子ですが、今日は下の子の組で一緒に給食を食べる予定です。
「で、給食を食べたんだね?」
「ううん。他の夢に変わっちゃった。昨日、トイレの工事が終わったから、こんな夢見たんだと思う。」
 新しいトイレが楽しみなようです(^-^)


 私の夢は、仙台市内をうろうろしている夢です。私は研究所で勉強している人で、昼に、伯母さんの店に弁当を買いに行きました。久しぶりに行ったら店舗がファミリーマートに変わっていて、きれいな若奥様と若い女性店員がいて、めちゃめちゃお洒落になっていました。ランチに焼きたてサンドパンを買って、その場で食べて店を出ました。

 そこに秘書さんが迎えに来てくれていて、花屋さんの花を見ながら戻ります。ところがふっとよそ見していたら彼女とはぐれてしまって、10m四方くらいの土の窪地に落ちかけていました。上ろうとしたらクモの巣があって、回避して一度底まで降りて道路に戻ります。彼女が来たのは、そろそろ帰ってこいって教授が迎えに寄越したんだろうなと思ったのに、はぐれるなんて自分にがっかりです。
 来た道から少し逸れてしまいましたが、大きな通りをまっすぐ行きます。途中で男子学生さんに会って、
東北大学はどっちですか?」
と聞いたら、正面の山の方を指してくれて、あわてて
「研究所はどこですか?」
と聞き直します。親切な学生さんで案内してくれますが、途中で雷雨。諦めて地図アプリを出します。

 無事研究所に戻ったら、時刻は6時半。今日はもう帰ることにして、勉強は明日土曜日にすることにしました。何やってるんだろう、私。ダメ人間だな(T_T)

 起きてから、身内に外に出ないでと言われていることを、相当気にしているんだなと思いました。うまくやれている人って、実はそんなにいないはずなんだけど、何で開き直れないんでしょう。


イラスト:かわいいフリー素材集 いらすとや

ヒポクラテスの三日月

 算数大好きの上の子が、図形の問題を持ってきました。正方形と円の組み合わせです。『斜線部の面積を求めよ。』正方形は一辺10cmです。

私「こういうのはね、3.14をまとめて最後に掛けるんだよ。」

などと尤もらしいことを言いながら、ガリガリ書いていったら、πの係数が消えてしまいました!!何だこれ(@_@)

 

 良く見たら、正方形の辺の2乗とか、対角線で作った三角形の辺の2乗とかを使っています。三平方の定理とか使ったら、一般化できるかも(^-^)

 息子が、そもそも三平方の定理を知らないと言うので調べてみたら、計算法がありました。 こんな図形を使うらしいです。

参考:三平方の定理


 簡単に計算できるのね!ここで、息子の様子から、足し算の二乗の計算をまだ習っていないことに気付きました。昔と違って統計とかやっていたので、この辺は後回しなのでしょう。

 最後に、息子が、

「これは、ヒポクラテスの三日月を使えば、小学生でも分かる問題なんだって。」

ナニソレ?検索検索。

ヒポクラテスの定理 - Wikipedia

 

 今どきの小学生は、これ、暗記事項なのね(^^; 

 

 面白かったから、また見つけてきてください(^-^) →息子

スライム吸水


 子供会でもらったスライムが、一日でずいぶん縮みました。
下の子「水を入れたら良いんだよ。」
え?
「明日にはもとに戻ってるよ(^-^) 」
そうかもしれないね(^-^)

 5分後。息子がスライムで遊んでいました。
「戻った。」
早!(@o@)


==== 20201127

 後日、上の1/4ほどの隙間に水をいれて一日待ちましたが、全く膨らみませんでした(^^; 

 息子曰く、

「スライムは空気で乾くんじゃないよ、手にしみ込むんだよ。」

 確かに、遊ぶと手がしっとりします。

放電はダメらしい

 上の子の友達が、理科の質問をしてきたそうです。
「どうして磁場が変わると電流が流れるの?」
 良い質問ですね!それはとても良い質問ですね(^-^) 大学でも習わないやつです。
 それは、どうして重力があるのってのと同じくらい謎な話で、地球世界(漫画の言い方ね)がそうなっているとしか知りません。素粒子の人なら知っているのかな?

 そこで、電磁気でゾッとした話を一つ。特殊相対論に入る手前の話です。

 

「何もない宇宙に、まっすぐで長い紐が一本あります。」
 紐には電子が固定されていて、等間隔にびっしりついています。息子氏が紐に沿って飛んできます。息子氏から見て磁場はありますか?
 答え:磁場はあります。
 電気紐の横に私が立っていました。私から見て磁場はありますか?
 答え:磁場はありません。

「あれ?電流があると磁場が出来るって、習ってない?」
「電流は、導線の中の電子が動くって習った。単独電子が動いて、電流とかできるの?」
 失敗した!難しすぎて、きょと~んです(^^; この話の前に、ガリレイ変換で力学は変わらないとか、電流の定義とか必要でした(^^;

 ところで、どうして導線の自由電子に限定なのでしょう。
 と、さっきの話と同じことでした。電流電子の速さに合わせて飛んでいる人から見たとき、電子は止まっていますが、原子核と自由じゃない電子が反対方向に動いて見えるので、電流の大きさが変わらないからです。高校力学の教科書で、物体が必ず『斜面を滑り落ちる』のと一緒です。放電するのはダメ。中学校の教科書、良くできています(^-^)

イラスト:かわいいフリー素材集 いらすとや

地球が何回 回った時

 定番の言った言わない論で、下の子が上の子に、
「何時何分何十秒!?地球が何回 回ったとき!?」
と噛みついていました。それ、どこで覚えてきた?
 とりあえず、35回かな(^^;

 さて、上の子より、定番のおかしな質問です。
 「もしも地球が秒速4回転していたら?」

 地球の直径4万km、地上の人の速度16万km/s、光の速さ3×10^8m/s=30万km/s。光速の半分の速さです。人が吹っ飛ぶね(^^;

 宇宙に行ける速度秒速8km、太陽周回軌道に乗るなら秒速11km。み~んな吹っ飛んで、地表に水も空気も残りません。人が飛ぶ前に、生命が誕生してないです。

 地球がゆっくり回っていて、良かったね(^-^)


イラスト:かわいいフリー素材集 いらすとや

沈殿速度だけでいい

 先日明け方に目が覚めてしまったときに、布団の中で考えました(^^;

 水溶き片栗粉は、スプーンでかき混ぜる代わりに、瓶をひっくり返しても作れます。重要な物理は、沈殿速度でしょう。
 重い大きなビー玉はすぐに沈殿します。片栗粉と同じ密度のプラ球も、みるみる沈みます。

 そういう想像で、ネット情報から沈殿速度を計算します。
 数式だと、空気中を落下する球体の場合、レイノルズ数が小さいとき(Re<2)終端速度 v は
v=(d^2 Δρ g) / 18μ
ここで、 d は直径、 Δρ は流体と球の密度差、 g は重力加速度、 μ は流体の粘性係数です。
 同じ密度だと、直径は小さければ小さいほどゆっくり沈殿します。

 片栗粉の値を代入してみます。
  μ = 1.0×10^(-3) [Pa・s] (20℃)
  d = 50 [μm] (馬鈴薯澱粉、分布幅あり)
  ρ = 1.4 [g/cm^3] (米の密度)
  g = 9.8 [m/s]
と見積もると、落下速度は
  v = 5.4×10^(-4) [m/s] = 3.3 [cm/min]
数分のオーダーで、良さそうです。

 米粒の場合は球ではありませんが、およそで、
  d(米) = 5 [mm] = 100d
  v(米) = 10000v = 5.4[m/s] (計算ミスがあって訂正しました。)
速い!速すぎです。レイノルズ数が 1 を突破していそうという意味では、それらしいです(^^;

 次回は、コロイドの考察に戻ります(^-^)

参考:
終端速度 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%82%E7%AB%AF%E9%80%9F%E5%BA%A6
粘性係数 - 機械用語集
http://www.mterm-pro.com/machine-yougo/fluid-dynamics/water-air-bussei.html
でん粉の顕微鏡写真 | 三和澱粉工業株式会社
https://www.sanwa-starch.co.jp/hyakka00/hyakka03/hyakka03_01/#:~:text=%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%A2%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%82%93%E7%B2%89%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82,%E3%81%A7%E3%82%88%E3%81%8F%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
米粒の密度
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsam1937/39/2/39_2_179/_pdf/-char/ja
米粒の大きさ
https://www.i-nouryoku.com/agora/koshihikari/vol05.html