Krita で新しいスタンプをつくった覚書。
Krita 5.2.3
Debian GNU/Linux12
アニメタイプの手作りスタンプの作り方。
なんとなくボタンをポチポチ押してアニメスタンプにしようとすると、壊れスタンプができることがあります。(最新バージョンならこんなことないと思う・・・)
一枚絵タイプのスタンプならここ見てください。
Kritaと行ってみる / vol44 スタンプするような、ブラシ描画部品を作る - kritaと行ってみる
画像を用意
①まず、ブラシ形状の画像を作ります。400x400くらいサイズの枝豆の画像をレイヤーで重ねて作ります。この画像は豆が6枚と茎が1枚ありますが、ブラシに使わない茎は非表示にしておきます。
スタンプをコピー
②フリーハンドブラシツールの③元になるブラシプリセットを選びます。『z) Stamp Mountains Distant』とかです。(他のでもいいです。)④に選んだスタンプが表示されます。⑤ブラシ設定を編集を押します。
⑥新しいプリセットを保存します。名前だけ変更して、スタンプ名は『z) Stamp 枝豆のさや』としました。
後で間違えないように、左のプリセット一覧から『z) Stamp 枝豆のさや』を選んでおきます。
新しいブラシ形状を登録
次に枝豆の画像を登録します。ブラシエディタの下の方⑦『+スタンプ』を押します。
⑧名前は『枝豆のさや』にしました。⑨カラー画像で登録したいので、『色からマスクを作成』のチェックを外します。⑩スタイルはアニメーション、⑪表示モードはランダムにしました。
新しいブラシプリセットを変更
⑫ブラシモードはカラーだともとの絵の色、輝度だと色付きの部分が描画色と同じになります。右のスクラッチパッドで試し描きができます。大きすぎるときには、ブラシエディタの外側、Krita描画画面でマウスのスクロールボタンを回してください。色が決まったら、⑬ブラシプリセットを上書きします。
⑭上書きなのでブラシプリセットの名前は変更されません。もとの、山のスタンプ名になっていたらキャンセルして⑥に戻って、新しいプリセット『z) Stamp 枝豆のさや』を選んでください。
⑮サムネイル画像は新しいスタンプを押して作ることができます。
完成です。お疲れ様でした(^-^)
ブラシ形状の手直し
ブラシ形状を手直しするには、もとの絵を加工してから⑥に戻ります。同じ名前を指定すれば上書き保存されるはずです。
ここからは、上書きされなかった場合の手順です。
⑯設定の⑰『リソースを管理』を開きます。
⑱ブラシ形状を選択します。⑲リソースボルダを開きます。
⑳ brushes を開きます。
枝豆のさや*****.gih というファイルができています。ここのアドレスと一番大きい番号のファイル名を覚えておきます。
この場合は
/home/(usename)/.local/share/krita/brushes/枝豆のさや.0001.gih
です。
Krita で、①の画像を gih 形式で保存します。Krita を一旦閉じてから、保存した画像を
/home/(usename)/.local/share/krita/brushes/枝豆のさや.0001.gih
に上書きします。完成!
Krita をもう一度開けたら直ってるはずです。今度こそお疲れ様でした(^-^)
(あれ?また白黒に戻ってるぞ?)
参考、使用:
OS:Debian
画像編集:Krita
Kritaの一画像スタンプ: Kritaと行ってみる