上の子によると、今の中1は、音波のところでドップラー効果を習わないそうです。
私「救急車の音が、ピーポーピーポーからペープーペープーに変わるやつだよ。」
下の子「あれはスイッチが付いてるんだよ。」
私「最近の救急車はね〜(^^; 」
先日、下の子に救急車の音が変わるから聴いてご覧と教えたのです。そしたら、近づいてくる途中でいきなり音が下がって、通りすぎてすぐに音が上がりました(^^;
さて、上の子が、朝食中にドップラー効果を教えてと言うので、ドップラー効果は難しいから、3回くらい聞かないとわかった気がしないよ、と念を押してやりました。そして、音速以下のジェット機解説みたいな雑な図解をしたら、
「わかった。」
分かったの!?
いつも、理科の先生の説明がさっぱりわからなくて不評、とか言ってるのに、こんな雑な説明で分かったの?その先生、どんだけ説明下手なの〜!?
折角なので、救急車のサイレンについて検索してみました。
ピー:960Hz、0.65s(シ)
ポー:770Hz、0.65s(ソ)
「救急自動車に備えるサイレンの音色の変更について」(昭和45年6月10日消防防第337号消防庁長官通達)
なるものがあるようですが、(防は誤植?)ネットには出回っていないようです。
音速は0℃で331.5m/s、100℃で391.5m/s、30℃の音速350m/sを時速に直すと1260km/h。
さて、時速60kmの救急車は、音速の5%程度の速さだから、波長がそのくらいの割合で圧縮または延長されます。周波数もそのオーダーで変化します。
計算すると、通りすがりにピーが1008Hz〜912Hzに変わるように聞こえます。この辺りの音では、半音が50Hz差程度なので、1音下がって聞こえるはずです。
時速20km位だと、975Hz〜945Hzで、半音も下がらないので違いがわからないかもしれません。街中では聞けないね(^^;
上の子に描いてあげたイラストだと、波長が倍も変わっているので、来るときと止まっているときで1オクターブ変わります!?超速!!